知って得する『エアコン除湿の豆知識』

こんにちは。設計企画部の岡田です。

全国的にじめじめと鬱陶しい梅雨の季節になりました。
今回のご紹介は季節的にも旬な知って得する『エアコン除湿の豆知識』です。


「エアコンの除湿機能は湿度だけ下げるので冷房より省エネだ」

と思っている方、ちょっと要注意です!!
エアコンは機種によって除湿の機能が異なります。


機能によっては冷房よりも電気代が掛かることをご存知でしょうか?!


「知らなかった!!」

という方は、ぜひご自宅のエアコン型番をネットで検索するか、
カタログを取り出して除湿機能をご確認ください。


カタログには除湿(ドライ)の方法が記載されています。

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(引用)日立ルームエアコン「ルームエアコン2015」


例えばこのカタログの除湿欄には「再熱除湿」と表記があります。


ここで「再熱除湿」の解説に移る前に
そもそも除湿とはエアコン内部で何をしているかを理解する必要があります。


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ビールが美味しい季節ですが ビールではなくグラスの水滴にご注目下さい!!

除湿が行っていることを例えるならば

グラスに水滴を作る作業その水を取り除く作業です。


冷えたビールの周りの空気は冷え、目に見えなかった水蒸気が水滴になります。

温度を下げると空気中に含むことのできる水蒸気量が減ることの現れですね
(飽和水蒸気量)


実のところ、除湿は内部的には冷房で空気を冷やして水分を絞りとる機能だったのです。


「あれ?冷房と一緒??」


でも除湿は冷房運転と違って寒さを抑えられてますよね?


さて、前置きが長くなりましたが、ここからが除湿ならではの技術のお話です。

一般的なエアコンの除湿方法は2タイプあります。


【1】弱冷房除湿

冷房で空気を冷やして水分を絞りとっているのですが、冷房よりも下げる空気の温度を抑えています。

名前の通り、弱い冷房を行い続けて、肌寒さを抑えつつ空気中の水分を取っていきます。




【2】再熱除湿

冒頭のカタログの機能ですね。

"弱冷房"といっても冷房を行うと室温は下がりますので、

「室温を下げるとやっぱり寒い!!」

と場面でとても便利な室温を下げない除湿機能です。


そのためには冷房で温度を下げ、水分を絞りとった空気を
温めなおして希望の温度の空気を吹き出します

冷房+暖房再熱除湿の正体でした!!


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(引用)ダイキンHPより


・・・ということで、
再熱除湿冷房よりも電気代が掛かります

ちなみに消費電力(電気代)の順に並べますと

弱冷房除湿冷房再熱除湿

となります。


 冷房の電力を100とするならば

 弱冷房除湿80~90

 再熱除湿120程度が目安です。


とはいっても再熱除湿は快適な除湿方法であることは確かですので、
これからの梅雨の季節は大変便利な機能であることは間違いありません。


私からのオススメは

 1)肌寒くてジメジメした日は『再熱除湿』

 2)少し温度が下がっても平気な場合は『弱冷房除湿』

 3)暑いときはジメジメしていても『冷房』


と、その日のシチュエーションに合わせてリモコン設定を使い分けるのが
快適性と省エネを兼ね備えた選択になると思います。


ちなみに、温度設定を1℃上げるだけで10%の節電になると言われていますので、
控えめな設定温度も心がけるといいですね!!