2018年を迎えての雑感

皆様、明けましておめでとうございます。

(1)新しい年が明けました、今年の干支は戌(いぬ)です!
 いろはかるたの一番初めの「い」は、江戸かるたでは
 「犬も歩けば棒に当たる」ですが、
 案外、意味を知らない方も多いのではないでしょうか。
 ・でしゃばると思わぬ災難にあうという戒め。
 ・じっとしていないで、何でもいいからやってみれば
 思わぬ幸運にあうことのたとえ。
 という間逆のような意味を持っています。
 でしゃばらず、かといって引っ込んでいるのではなく、
 バランスよく行動すれば良い事が起きる、という年なの
 でしょうか。
 やたらと吠える犬は嫌われますし、賢い犬はおとなしく
 堂々としています。

(2)日野原先生!
 昨年の7月でしたか、医師会の神様と言われた日野原
 重明(ひのはら しげあき)先生が105歳で亡くなられ
 ました。
 日野原先生は、まさに生涯現役のドクターでした。
 私は、この年末年始にかけて先生の最後の著書である
 「生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉」
 という本をamazonで注文し取り寄せて読みました。
 きっかけは、とあるTV番組にてIPS細胞で有名な京都
 大学の山中伸弥教授がこの本を絶賛していたのを見た
 ことです。
 ちなみに、日野原先生は、聖路加国際病院名誉院長、
 日本で最初に人間ドックを開設したり、緩和ケアを取り
 入れたり、生活習慣病の命名者、
 1970年にハイジャックされた日航機よど号に搭乗し、
 地下鉄サリン事件では当日600人を超える救急患者を
 受け入れたこと、etc.etc.功績をあげたら切が
 ありません。
 話を戻しまして、本の中には多くの素晴しい言葉があり
 ました。山中教授も感動した言葉を一つご紹介させて
 いただきますと、「迷ったときは、遠くを見つめる!」
 という言葉。
 これは、東京大空襲時に多くの怪我人を手当できなかった
 という悲惨な過去を繰り返さないため、聖路加国際病院の
 建替時に広いロビーを作った際、こんな広いロビーがいる
 のかという皮肉や批判があったそうですが、
 先生は東京大空襲という遠い過去を見つめ、広いロビーを
 実現したそうです。
 やがて、地下鉄サリン事件ではこの広いロビーや礼拝堂が
 治療場となり、事件発生当日に600人を超える救急患者の
 受け入れを可能とした奇跡を生むことになったのでした。
 また先生は晩年、東京オリンピック開催時の多くの救急患者
 の受け入れも考えておられたようでした。

(3)見つめる遠くとはどこにあるのでしょうか!
 仕事や生活をしていますと、人生いろいろと迷いごとが生じます。
 現在の迷いごとに打つべき対策は、いくつかの選択肢を考えて
 決めるのが一般的ですがその判断基準はどこにあるのでしょうか。
 あるべき未来を遠く見つめることや過去の過ちや反省を繰り返さ
 ないことなどが考えられると思いますが、最近、仕事(会社)で気
 になったのが、多くの会社の朝礼などでも唱和されている社是や
 社訓です。
 創業者が作りその後の経営者が手を入れて時代に合うように変え
 面々と受け継がれていく、会社存続の根幹にあたるものです。
 これがお飾りになってその挙句に不祥事を起こして傾いた、
 または無くなっていった会社がいくつもありましたし、現在でも
 なくなりません。
 年をとったので感じることなのかもしれませんが、近くにあって
 見つめられる遠く。
 とても大切な迷ったときの判断基準だと私は考えています。

 では、今年もエースホームを宜しくお願い申し上げます。
 経営企画部 S